予防接種
予防接種

赤ちゃんがさまざまな感染症にかかることは、免疫を育てるうえで自然なプロセスともいえます。しかし感染症の中には、小さな体に大きな負担をかけたり、重い後遺症を残したりするものもあります。こうした危険な感染症から赤ちゃんを守るための有効な手段がワクチン接種です。
私たちの体には、病原体から身を守る「免疫」というしくみが備わっています。免疫は大きく2つに分けられます。ひとつは生まれながらに持っている「自然免疫」で、皮膚や粘膜などのバリア機能や、体内に侵入した病原体をいち早く察知して攻撃する免疫細胞の働きなどがこれにあたります。もうひとつは、感染を経験することで身につく「獲得免疫」です。
獲得免疫にはさらに2つの柱があります。病原体に対する「抗体」をつくって攻撃・排除する方法(液性免疫)と、「T細胞」と呼ばれる免疫細胞がウイルスに感染した細胞を直接見つけ出して排除する方法(細胞性免疫)です。この2つが協力して働くことで、同じ病原体が再び侵入してきたときに素早く対処できるようになります。
ワクチンは、この獲得免疫のしくみを利用したものです。無毒化した、あるいは病原性を弱めたウイルスや細菌などを接種することで、実際に病気を発症することなく抗体やT細胞による免疫をつくることができます。このような免疫は「免疫記憶」を持つため、本物のウイルスや細菌に遭遇したときにも、すばやく強い防御反応を発揮できるようになります。
生後2か月から2歳の誕生日を迎えるまでの間に、多くのワクチン接種が集中しています。適切なタイミングを逃さずに接種し、赤ちゃんをしっかり守ってあげましょう。お子さまがかかるリスクのある病気やワクチンの内容について一緒に考えながら、より適切な予防接種を進めていきましょう。
当院では、お子さまの健康を守る第一歩である予防接種を、安心かつスムーズに受けていただけるよう体制を整えています。
一般外来とは別に予防接種専用の時間を設けていますので、受診時に感染症の方と出会うことはありません。予防接種前には診察室内の清掃・除菌も行っております。
注射に対するお子さまの不安や恐怖を最小限にするため、できるだけ手早く、優しい声かけをしながら接種を行っています。
接種後に万が一副反応や気になる症状が出た場合にも、かかりつけ医として迅速に対応いたします。
ワクチンは適切なタイミングで忘れずに接種することが大切です。下記に一般的な推奨スケジュールを記載しますので、ご予約の参考にしてください。接種し忘れてしまった場合でも、スケジュールを組み直して接種できることがあります。ご不明な点や心配なことがございましたら、お気軽にご相談ください。
※「定期接種」は国の制度により公費で受けられる予防接種、「任意接種」は希望者が自費で受ける予防接種です(自治体による助成制度があるものも含みます)。
※定期接種としては生後6か月から接種可能です。流行地域ではより早期の接種開始が推奨されます。
※標準的な接種時期は中学1年生ですが、定期接種として小学6年生~高校1年生相当まで公費で接種できます。
※HPVワクチンは男子についても任意接種が可能です。一部自治体では費用助成制度がありますが、横浜市では現時点ではありません。
上記のワクチンは全て当院で接種することができます。その他、海外渡航前のワクチン、大人のワクチンなどについてもお気軽にご相談ください。
安心してワクチン接種をするために、接種前に以下の内容をチェックしましょう。該当する場合や判断に迷うことがあれば接種前にご相談ください。
※体調不良の場合、予防接種後の病状の変化や副反応、ワクチンの効果が予測できないことから、原則的に接種を延期します。
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